ACTIVITIES

主な活動と事業について

私たちが大切にしていることと活動

目の前には素晴らしい海が広がっています。しかしその海を利用する時には大きな危険も伴います。より安全に、楽しく海を利用していただくために、私たちはいくつかの使命を掲げ、活動しています。

海の上では安全第一。仲間と一緒に行動してもらうこと。

私たちは、すぐ目の前に広がる海を愛し、利用する皆さんが安全に活動いただくことを、一番の目的としています。雄大な海原にはたくさんの楽しみがありますが、命の危険にもさらされています。一人だけで海に出られることはお勧めしません。出港から帰港まで、万一の危険に備え、仲間とともに行動いただくことをお願いしています。

海難訓練の様子

海難訓練の様子

海難訓練の様子

毎年水難救済会と合同で、各救難所ごとに海上保安部の協力のもと、海難訓練を行っています。クラブで救助隊を編成。仲間や漁業者など海難事故が発生すれば出動し、救助や不明者の捜索を行います。

海難訓練の様子

海難訓練の様子

訓練は会員のボートが集結して海上や陸上で行い、警察や消防署の協力も得て、救命処置や搬送も行います。毎年ゴールデンウィークの前や、夏のシーズン前のタイミングに、安全強化時期として、パトロールや訓練を行います。

海の恵みを豊かにするため、海を知る者として率先して行動すること。

世界につながっている海は今、いろいろな課題を抱えています。各国の文明や技術が進化するにつれ、温暖化が進み、海水が増加し、自然災害が多発。さらに人口が増加し、海洋資源の枯渇が懸念されてきました。この豊かな海を次代に残すことは人類全体の課題であり、私たちは海を利用するものとして、率先して資源の保護、環境保全に取り組んでいます。

環境保全の取り組み

環境保全の取り組み

環境保全の取り組み

県の海面利用者協議会に委員として参加。水産資源の保護に関する条例や、漁業者との連携に努め、一般の皆さんにも周知しています。活動の一環として、海の養分を保つため、上流域の森の整備や、ごみの回収なども積極的に行っています。

環境保全啓発活動の様子

環境保全啓発活動の様子

広く県民に海に関心を持っていただくためのイベントや、啓発活動を行います。海上では釣りを行う皆様に、安全や資源保護の情報をお伝えし、健全な海洋レジャーの育成に努めています。

災害時は海から遠ざかること、そして海から物を運ぶお手伝いをすること。

自然災害は年々規模が拡大し、発生回数も年々増加しています。海では自助、共助の基本で災害から身を守り、また、海上からの物資輸送に小型船を活用いただくことを率先し協力します。そのための訓練を、自治体と連携して行っています。

災害時の物資輸送訓練

災害時の物資輸送訓練

災害時の物資輸送訓練

急増する自然災害を想定し、孤立した集落への物資を海上で自衛隊や海上保安庁の大型船から受け取り、港に輸送する訓練を行っています。また、適正な係留場を確保し、持ち主が不明の放置艇をなくすことにも協力しています。

災害時の物資輸送訓練

災害時の物資輸送訓練

大震災や洪水などの災害の復旧にも率先して出動しています。

子供たちに海の恵みと怖さを伝え、海と係わることのできる人になってもらうこと。

私たちは海に囲まれ、雪解け水が海に注がれる地域で暮らしていますが、昨今では子どものころから海に親しむという機会がたいへん少なくなりました。海は生命の源であり、私たちにたくさんの恵みを与えてくれます。こうした豊かな海を次代に残すこと。我が国の宝である海に係る人に成長してもらうことを目的に、子供たちには海を体験し、時には危険なことも知っていただく機会を設けています。

海の授業の様子

海の授業の様子

海の授業の様子

未来ある子供たちに、海の恵みや楽しさ、そして怖さを知っていただくことが大切です。各地で体験クルージングや釣り大会などを行っています。また、学校やこども園に出向き「海の授業」を海上保安部とともに行います。

ざぶん賞イメージ写真

ざぶん賞イメージ写真

海は生命の源であり、我が国のたいへん重要な資源であることを、子供たちに考えてもらう機会をもってもらおうと、「ざぶん賞」事業を行ってきました。これまで全国の小中学生10万人以上の参加がありました。

私たちの行動指針・海を愛する10箇条

01荒天時あきらめる勇気を

海に出る前に気象状況を確認し、天候悪化が予想されるときは、たとえ貴重な時間であっても、勇気を持ってやめましょう。

02ライフジャケット着用の習慣を

命が最優先であることを理解し、ライフジャケットは、自分自身と同乗者には必ず着用を。また仲間にも着用を勧めましょう。

03海の仲間としての協調性を

海で自由を求める者だからこそ、勝手な行動を慎む大切さを知り、仲間に加わり、船上での協力や、居場所の連絡を取り合いましょう。

04人を助ける、探す行動を

溺れている人や漂流者は、誰であれ率先して助けに向かう、また行方不明者も、できる範囲で粘り強く、最善の方法で探しましょう。

05小さな魚をリリースするやさしさを

海の恵みに感謝し、魚を採る人は子魚をリリースしましょう。また、必要以上の量の漁獲は控え、稚魚放流にも協力しましょう。

06海に物を捨てない厳しさを

使い終わった針、タバコ、ごみ、ビニール袋など、たとえ小さなものでも、海や海岸への投棄は行わず、持ち帰り、処分しましょう。

07見つけたことを知らせる細やかさを

海上、海岸で不審な、または危険な船、漂流物、また人の行動などを見つけたら、些細なことでも速やかに仲間や関係機関に連絡しましょう。

08海の楽しさと怖さを教える使命を

率先して体験航海や地域のイベントの協力を通じて、多くの一般の方々や子供たちに、海の厳しさと楽しさを伝えましょう。

09他の利用者を尊重する広い心を

仕事、レジャー、またボート、遊泳を問わず、海の利用者は、互いに認め合い、利権を捨て、常に安全に共存できるよう努めましょう。

10未来を見つめるまなざしを

過去から受け継いだ美しい海を、未来に残すことの大切さを理解し、そのために何をすべきかを自ら考え行動しましょう。

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